(02)想像力の欠如、ということ

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いまだに、新聞などに「Winnyを使っていて仕事に関する情報が流出した」という記事が載ることがある。

情報流出のような、情報セキュリティが侵害された事例を「セキュリティ・インシデント」と呼ぶようである。簡単にいうと「やってもうた!事例」ということだろう。これだけ色々報道され、警告されているにも関わらず、何度も何度も同じことが繰り返されている。

ふた昔ほど前は、ある種の技術がないと使いこなせなかったコンピュータというものが、今ではすっかりテレビの様になってしまった。しかし、インターネットを利用しているというのは、もちろんテレビとは違う。常時双方向で、世界中のコンピュータとつながる可能性があるのだ。(いや、おそれがある、という方がよいかも)

自分がやっていることが、どのような仕組みの中で、どういうこととつながっているのか、それを理解するにはイメージをすること、つまり想像力が必要だ。それがないと、インターネットにつながっているパソコンを、テレビみたいなものと錯覚し、大事な情報をハードディスクに入れたまま、脆弱性を持つファイル共有ソフトを使い、ウイルスにやられてしまい、情報を流出させてしまうのだ。

一番怖いのは、想像力の欠如、ということだ。

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